私が「色の世界」に興味を持ち一歩踏み込んだきっかけとなったのは
当時の勤め先であったマット製造の会社でデザインを考えさせてもらっていた時でした。
マットが空間の一部となってそこにいる人の気持ちが弾むような
テンションが上がる色、売れる色、手に取りたい色、使いたい色が
知りたくなったのです。
ほんの些細なきっかけ、なんでもないはじまりだったのです
それでも今考えるとあの時のワクワクした気持ちの中の探求心がなかったら
ただ過去になぞった形での製造の歯車の一つでしかなかったと思いますし、
また「色」について詳しく知ることもなかったですし、
色彩心理学にも出会えませんでした。
これはどうなる?こうしたらどうなる?こういうふうになったら・・などと
どんどん疑問が押し寄せてきてその疑問をどんどんクリアにしていく時の
ワクワクする「探求心」が新たな知識や新しい出会い、自分の持ち味となるかもしれない「自信」を
もたらしてくれるのだと思うのです。
「自信」はひけらかすためのものではありません。
正しく使っていくこと、こつこつと育てていかなければずっとキープできません。
「自信」が手に入るきっかけがめぐってきた時に
自分の特性を自分で無理だと思わず、自分の正直な思いを実行できると
今までと違った自分が見れたり、新たな得意が生まれたりして、
結果「自信」につながっていくのかなと思います。
ただのはじまり、ただのきっかけに終わらず「知りたい気持ち」があれば抑えこまず
出来る限り自分に正直に進んでいきたいですね。